寺原聖山 略歴
昭和46年 (1971年) 19歳 日展 初出品、初入選
昭和49年 (1974年) 22歳 毎日展 秀作賞受賞
昭和51年 (1976年) 24歳 神奈川県展 特別賞受賞
昭和57年 (1982年) 30歳 第1回個展『而立展』開催(於:茅ヶ崎文化会館)
昭和59年 (1984年) 32歳 東洋書芸院展 特別賞受賞
昭和62年 (1987年) 35歳 読売書法展 特選受賞
平成元年 (1989年) 37歳 東京書作展 特別賞受賞
平成3年 (1991年) 39歳 読売書法展 特選受賞
平成4年 (1992年) 40歳 第2回個展『不惑展』開催(於:鎌倉海蔵寺)
平成5年 (1993年) 41歳 読売書法会 評議員就任
平成10年 (1998年) 46歳 九州宮崎にて『聖山・故郷書作展』開催(於:宮日会館)
平成12年 (2000年) 48歳 日中友好『北京書展』出品
平成13年 (2001年) 49歳 読売書法会 幹事就任
平成14年 (2002年) 50歳 第3回個展『知命展』開催(於:鎌倉海蔵寺)
平成16年 (2004年) 52歳 日本の書展 秀技作家就任
平成16年 (2004年) 52歳 読売書法展 俊英賞受賞
平成17年 (2005年) 53歳 読売書法展 俊英賞受賞
平成18年 (2006年) 54歳 読売書法展 俊英賞受賞
平成19年 (2007年) 55歳 読売書法会 理事就任
平成22年 (2010年) 58歳 日本の書展 招待作家就任
平成23年 (2011年) 59歳 8月 九州宮崎にて『ふるさと復興書展』開催(於:高鍋町立美術館)
平成24年 (2012年) 60歳 11月 『神奈川百人展』出品(於:そごう美術館)
平成25年 (2013年) 61歳 3月 第4回個展『耳順展』開催(於:鎌倉海蔵寺)
平成26年 (2014年) 62歳 7月 ユネスコ無形文化遺産登録(2014年)『石州和紙記念館(島根県)』揮毫
平成26年 (2014年) 62歳 11月 『寺原聖山 書の世界』展開催(於:八重洲ブックセンター/東京)
平成27年 (2015年) 63歳 3月 鵜戸神宮(宮崎県)『石碑(山頭火句)』揮毫 『社殿』揮毫
平成27年 (2015年) 63歳 11月 霧島神宮(鹿児島県)『迎賓館衝立』揮毫
平成27年 (2015年) 63歳 12月 『寺原聖山 書の世界』開催(於:田原文化会館/愛知県田原市)
平成28年 (2016年) 64歳 12月 松原神社(鹿児島県)『日出乾神輝』他数点揮毫
平成29年 (2017年) 65歳 4月 高千穂宮、天岩戸神社(宮崎県)に社名他揮毫
平成29年 (2017年) 65歳 5月 都農神社、大御神社(宮崎県)に『君が代』他揮毫
平成29年 (2017年) 65歳 7月 鵜戸神社(宮崎県)鵜戸地区国指定名称となり石碑揮毫
平成31年 (2019年) 67歳 2月 "『書業60年記念記念 寺原聖山書の世界』開催
(於:高鍋町美術館/宮崎県児湯郡高鍋町)
令和4年 (2022年) 70歳 3月 第5回個展『寺原聖山 従心』開催(於:鎌倉海蔵寺)
令和5年 (2023年) 71歳 5月『寺原聖山・敬神』開催(於:宮崎県鵜戸神宮)
令和5年 (2023年)12月25日大動脈解離のため急逝。享年72歳
神奈川県立藤沢高校~神奈川県立座間高校~神奈川県立大和南高校講師(書道専任)を歴任
寺原聖山先生ご逝去に接し
寺原聖山先生が令和5年12月25に急逝されました。
あまりにも突然の出来事でした。
訃報の3日前、いつも電話がある時間は早朝が多いのですが珍しく夜10時過ぎに着信
があり今鹿児島の天文館で飲んでいて後援会に2名入るのでよろしくとの内容でした。
この電話が先生との最後の会話になってしまいました。
先生とは昭和58年9月に前職の図書販売会社に勤務していたころ出会い同じ九州人
(宮崎、鹿児島)ということで意気投合し以後40年余親しく交際させていただきました。
先生は義理人情に厚く 義侠心に溢れ県立高校の教員として多くの教え子に慕われ、
また書道家として多くの優秀な弟子を育て人一倍努力し今の地位を築かれました。
先生は5歳年下の私にも敬語で話し対等に接し実の弟のように情をかけていただきました。
1999年暮れ勤務していた図書販売会社が倒産したときも心配して本の在庫や展示道具
を快く預かっていただくなど助けていただきました。
また4年前の2020年4月コロナ渦により現職業の集客をともなう催事が出来なくなった時、
翌年2月美術業界を騒がした日本巨匠贋作版画事件の影響で紀伊國屋書店での絵画展
ができない状況になった時、八重洲ブックセンター2023年3月閉店の時、等々いつも
心配し気遣って励ましていただきました。
特にコロナ渦の2021年~2022年3月は個展「従心」の前ということもあり打合せを兼ね
週一で大和南高校へ通い昼食をともにしました。
また、先生の書道用品御用達、山梨の「二幸」へは往復6時間の道程を何度もお供しました。
40年の思い出は尽きませんが本当に寂しく残念でなりません。
令和元年7月、寺原聖山後援会会長菊地英昭氏死去を受け寺原聖山先生より会長就任
の要請をいただきました。しかし歴代の会長があまりにも偉大で器ではないと辞退を
申し入れましたが、たってとの先生のお言葉、お断りすることは不義理になると思い
お引き受けすることになりました。
既に歴代の会長も鬼籍に入られ後援会会長として何とか先生のお力になれればと思い
3期5年余務めさせていただきました。
十分な運営ができたかわかりませんが先生は亡くなる直前まで高鍋の個展のこと、今後の
書道活動の計画を語っておられました。
私も元大手百貨店美術部社員とのご縁を得、百貨店画廊催事の提案をしたばかりでした。
また77歳喜寿の年には東京国立近代美術館での回顧展、寺原聖山記念館(仮称)など
実現したいと夢を語りあったものです。
志半ばで生涯を閉じられた先生自身が一番無念だったと思います。
末尾となりましたが永い間のご厚誼に感謝申し上げますとともに心より哀悼の誠をささげます。
初代 柴崎 鉄雄(故人)
二代 八木 一夫(故人)
三代 高久 孝允(故人)
四代 菊地 英昭(故人)
五代 厚地 義之
寺原聖山後援会は寺原聖山の死去を受け令和6年8月31日をもちまして解散いたしました。
今日まで永きにわたり心温まるご支援、ご後援に衷心より厚く御礼申し上げます。
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